終末のカウントダウン 第 30 話
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終末のカウントダウン 第 30 話. 家庭内暴力を受け続けた小林瑤子は、ついに夫の千葉裕介との離婚を決意した。離婚手続きのために、新幹線を乗り損ねた二人は、来たる危機が知らずに一般電車に乗った。謎の組織がばら撒いたゾンビウィルスが広がり、電車の乗客が全員餌食となったが、運命の恵だったか、死んだはずの小林瑤子は一時間前、ゾンビだらけの泊江駅に入る前の電車の中で蘇った。小林瑤子は気付いた、乗客の命を救う方法は一つしかない。電車を止まり、今すぐ全員降りるしか他ならない。だが、彼女を信じ、一緒に電車を降りたのは島田明、一人だけだった。